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リアルタイム製造IoTコアシステム(エジソン)

リアルタイム製造IoTとは?

リアルタイム製造IoTコアシステムは、生産管理、SCM、装置管理、着工支援の製造システム群で構成されます。システム導入はコアシステム一式導入の他、既存のシステムと連携して個別システムのみ導入や、お客様のニーズによるカスタマイズが可能です。製造業において受注管理ではお客様への納期が明確に分かり、生産管理において、生産数、納期、着工支援を全て一元管理するため、問題解決が容易に出来る。設備管理に置いては、装置のセンサーの情報を取りいれて設備管理を行い保全管理が容易に出来ます。

1.SCMへの活用

①リアルSCMの実現

  • SCMとは、Supply Chain Management の略であり、原材料の調達から顧客への製品提供までの一連のプロセスを管理し、最適化する管理手法です。 現状のSCMシステムには2つの欠陥がありました。一つは、顧客情報がダイレクトに入手できず、それに加え営業、販売店等が思惑を入れるために需要予測の精度が悪いということ。 もう一つは、現場管理システムMES(Manufacturing Execution System)への情報入力がたいへん、バッチということでリアルタイム性と精度が低いということでした。 IoT は、人、設備、モノ、工程から直接情報を取ることによりこの2つの欠陥をなくし、SCMシステムの精度とスピードを向上させます。当然、リードタイムは短縮でき、在庫も削減できます。

②オーダーメード型SCM

  • 顧客の要望に沿った製品を量産時のコスト、納期と同レベルで作ろうとする試みです。 個別対応型SCMとも呼ばれ、インダストリー4.0が目指すものづくりビジネスモデルでもあります。オーダーメード型SCMでは、顧客の要望が複数工場にリアルタイムに伝えられ、 生産の枠がある工場ですぐに生産が始まります。そして、顧客に生産開始のお知らせ、納期回答、生産進捗のお知らせ等を行いながら顧客と同期して生産を進めていきます。 これらのプロセスにおいて、顧客満足度の向上による売上アップ、付加価値の価格への転換を図ります。また内部的には、 工場間での負荷の平準化、納期短縮による待ち時間の削減、稼働率向上によるコストダウン、リードタイムの短縮、在庫レス(極小化)が図られます。 オーダーメード型SCMは、まさに多品種少量生産の究極の姿となります。

2.設備管理

①稼働管理

  • センサーにより設備の稼働状態をリアルタイムで把握できます。 ※センサー情報が得られない場合、生産管理システムとの連携により着工中を稼動中とみなすこともできます。

②設備間連携

  • 設備同士が連携してものづくりをします。俗にM2M(Machine to Machine)と呼ばれるものです。 ※個々の装置を一貫装置のような最適な動線をスケジューリングします。

③設備診断

  • センサーにより設備の部位・部品の異常の兆候を検知します。これは予知保全へとつながります。 ※金型の磨耗管理など、適正使用数で交換するようアラームを出します。

3.作業支援

①作業ナビ

  • PC画面及び大型モニター画面で作業を指示します。 その作業は、モニターにより管理・監督者が見ることができ、何かの異常を感知した時に指示を出すことができます。また、製品がどの装置で着工可能かを指示します。

②場所ナビ

  • PC画面及び大型モニター画面に作業場所、探しているものがある場所への経路を示します。

③位置ナビ

  • PC画面及び大型モニター画面で倉庫・棚・台車に、何がいくつある(べき)がわかります。